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初めて見た生ゴミ処理機の威力 [エコ]

数年前、ある会社の商品説明会で初めて生ゴミ処理機というものを見ました。それまで生ゴミは汚い、臭い、ヌルヌルしている気持ち悪いもの、という認識がありました。自分たちが食べて出した家庭ゴミでありながら気持ち悪いなんてよく言えたものですが、現代人にとって生ゴミというのは早く処分したいものです。自宅に置いておかなければならない間は蓋をしておきたい厄介なものです。それなのに生ゴミを自宅で処理する?信じられませんでした。その説明会に行くまでは・・。どんな話を聞いたかは覚えていませんが、主催者の方が、これから機械に生ゴミを投入します、この話を聞いている30分間に消えて無くなりますから、よく見ていて下さいね、と言いました。そんなはずないだろ、と思いながら、主催者の方がコンビニで買ったと思われるおにぎりと総菜を機械の中に入れました。そして蓋を閉めると、続きの話をし始めました。それから30分ほど経過して、それではそろそろ様子を見てみましょう、と言い出し、蓋を開けると、中にはおにぎりも総菜も無くなっていました。え????と思いながら見まわしてみると容器の中は「土」しか見当たりません。自動で土を掻き回している状態ですが、先ほど投入した生ゴミが消えています。確かに消えて無くなっているので、手品でも見ているような錯覚に陥りました。これがバイオ式生ゴミ処理機というものなんだと。私たちが普段食べてゴミになったものが、微生物の活動により、水とCO2に分解されてしまうということを知りました。これは凄い!本当に無くなってしまうなんて!これが家庭に1台あれば、日々のゴミ捨てもやらなくていいし、何より臭いニオイに悩まされなくて済む、そして分解した土は取り出して熟成させれば堆肥となる、庭や畑に捲いてあげれば良い土壌に変化させられる。こうして生ゴミ処理機にすっかり魅せられてしまったのでした。しかし、生ゴミ処理機にも弱点があります。それは何と言ってもニオイの問題です。しっかり水切りするのを怠ると、基材(土)が水分過多となり、微生物が活動するのに適さない環境になってしまいます。そうなるとゴミ分解力が落ちたり、嫌なニオイの発生源となります。更に1日に投入できる生ゴミの量を守らないとゴミが分解されずに固形物の状態で容器内に残ってしまいます。そうなると悪臭の原因となってしまいます。他にも虫の問題があり、夏などはウジ虫が成長してハエになり、生ゴミ処理機の周りをブンブン飛び回ります。そうなると生ゴミ処理機が密封したコンポスト状態となり、大変な悪臭に悩まされます。あらかじめ投入する量をしっかり守ることが必要です。また水切りを行ない、出来るだけ細かく切ること、生野菜や果物の皮ばかり投入せず、焼き魚やお肉などの動物性たんぱく質を投入したりすると微生物が良い状態になって分解力が早まります。こういう生活習慣が生まれると、毎食後、生ゴミをすぐに処理機に投入するようになります。家庭から出されるゴミは紙ゴミ、プラゴミが中心となっていきます。家庭からのゴミ量が減るので、毎週のゴミ出しが非常に楽になります。生ゴミ処理機を使うならバイオ式がいいと思います。生ゴミを減らすのと同時に生ゴミを資源として再利用することが出来ます。エコ活動を推し進めるなら、家庭の生ゴミは自分たちで正しく処分しましょう、と言いたいですね。

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